2019年1月8日火曜日

読書の大切さが分かるとき・・・

「しまった。タイミング外した」だよ。
なんでこの本をもっと昔、小学校の時に読んでおかなかったんだろうって。
ものすごく後悔した。
せめて中学校でもいい。
十代の入口で読んでおくべきだった。
そうすればきっと、
この本は絶対に大事な本になって、
今の自分を作るための何かになっていたはずだったんだ。
そう考えたら悔しくてたまらなくなった。
従兄弟は、闇雲に本をくれてたわけじゃなかったんだ。
うちの兄弟の年齢や興味の対象を考えて、
その時々にふさわしい本を選んでくれていたんだ。
従兄弟が本をくれた時に、すぐに読んでいれば・・・。
従兄弟が選んでくれた順番に、
素直に読んでおけば、こんなことはなかったのに。
あれくらい悔しかったことって、ここ暫く思いつかないな。

恩田陸著『夜のピクニック』より
戸田忍が、主人公・西川融にいった言葉