第1回常用漢字テストが実施されました。
私が高校の時は、当用漢字でしたので、
そのテストのことを 「当漢テスト」 と言っていました。
各クラスが順位を争っていたので、
一生懸命に勉強をしたことを覚えています。
というよりも、クラスの順位が下がると
皆から一斉に責められるから、そうなりたくなかったというのが本心です。
でも、おかげで漢字が苦手ではなくなり感謝しています。
池上彰さんの本では、
漢字・ひらがな・カタカナがローマ字にかわったかもしれない
という事実を知りました。
戦後
アメリカが漢字を全廃してアルファベットで表記しようとしたそうです。
もちろん大反対がおこり、そこで、
当分の間は漢字を使うことを承諾させ、1850字の当面使用する漢字として
「当用漢字」にしたとのこと。
その後も、日本は漢字を使い続け
1981年に常に用いる漢字として「常用漢字」としました。
その数は1945字で、くしくも日本の終戦の1945年と同じ数です。
今の常用漢字数は、2136文字となりましたが。
生徒の皆さんには、日本語の
中でも漢字を使うことが出来る喜びと、その意味を分かってほしいと思います。