朝の寒さの影響でしょうか、電車の運行に遅延がありましたが、
卒業式は予定どおり進行し、無事終了しました。
昨日までの寒さが嘘のように、暖かな一日となりました。
あたかも卒業生を心から祝福しているような春の陽気になりました。
式辞
春の香り漂う今日の佳き日、御多忙の中を一宮町長 馬淵昌也様をはじめ、
多くの御来賓 並びに保護者の皆様方の御臨席を賜り、ここに
平成28年度千葉県立一宮商業高等学校第69回卒業証書授与式を
盛大に挙行できますことは、卒業生はもとより、教職員一同にとりまして、
この上ない喜びであります。
心からお礼を申し上げます。
卒業証書を授与いたしました155名の卒業生の皆さん、御卒業おめでとうございます。
皆さんの胸中は、卒業の喜びと社会へ旅立つ希望、そして惜別の思いが交差して、
感無量のことでしょう。
この3年間、学業のこと、家庭のこと、進路のこと、友人関係のことなど、
いろいろと悩んだことでしょう。
これらの悩みを一つ一つ克服し、本日の卒業を迎えることができたことに、
心から祝福いたします。
この日を迎えることが出来たのは、保護者や家族の方々の 温かい励ましと支援があったればこそです。決して一人の力でできるものではありません。
また、今日まで生徒を導き、御指導くださいました先生方や クラスメート、地域の方々の 応援があったことを忘れないでください。
希望に溢れ、一歩を踏み出すに当たり、餞の言葉を 3つ 贈りたいと思います。
1 プライドをもつ
無用なプライド「うぬぼれ・傲慢・虚栄心」は困ります。
「自信と誇り、そして自尊心」をもってください。
一宮商業で学んで身につけた「一商プライド」。
そして、
上総一宮町という、歴史ある街で学んだという「シビックプライド」と共に、
これからの人生を、豊かに、そして価値あるものにしてください。
2 努力と協力をする
社会で必要とされる「個の力」と「チームの力」をは育んでください。
個人ではたゆまぬ努力、他者とは笑顔で協力する、そんな心構えが必要です。
「努力は足し算。協力は掛け算」です。
3 人のために働く
人は感謝されたり感謝したりして、喜びを感じ、生き甲斐となっていきます。
地方創生のためにも、若さとプライドは必要となります。
生まれ育った地元を愛し、地元に感謝し、地域に貢献できる人材となってください。
地域に積極的に関わり、地域に何ができるかを考え、地域を良くしていこうとする、
当事者意識が必要です。
そのために、
地元に対する自負心、責任と義務、そして権利を持って、地域のため、
人のために働いてください。
最後になりましたが、
保護者の皆様方に対しまして心からお慶び申し上げます。
これまで本校の教育活動に多大の御理解・御支援を賜りましたことを厚くお礼申し上げます。
人生選択の基礎となる時期に、
私ども一宮商業高校にお子様を託していただき、ありがとうございます。
私ども教職員は、今日の旅立ちをお祝いするとともに、今後の卒業生の人生が幸多からんことを心から祈っております。
今日から、わが一宮商業高校は皆さんの母校であり、心の故郷です。
折りにふれて、この学舎や教職員に思いを馳せ、母校の一層の発展を見守ってください。
卒業生の皆さんの洋々たる前途を祝して式辞といたします。