○おはようございます。
この1年はいかがでしたか。できたこと、できなかったこと色々あったことでしょう。
年末ですので、自己評価をして改善を加えて、来年の目標としてください。
各自がPDCAサイクルを実践してください。
○平成29年(酉年)は、色々ある年のようです。
「一鶏鳴けば 万鶏歌う」
といわれるように、実際いろいろなことがありました。
今年は、企業の不祥事などがクローズアップされた年でしたね。
東芝不祥事、東洋ゴム、神戸製鋼、日産、東レ、タカタ、JR西日本新幹線などなど。
また、最近はリニア中央新幹線の工事を巡る談合で、
大林組、鹿島建設、清水建設、大成建設などが関係しているという報道があります。
現代企業は社会的責任(CSR)を果たさなければならないと言われていますが、
日本の企業はどうなってしまったのでしょう。
※(Corporate Social Responsibility)
企業は、利益を追求するだけでなく、社会へ与える影響に責任を持ち、
消費者、投資家、社会全体など、あらゆるステークホルダー(利害関係者)
からの要求に対して、適切な意思決定をしなければならないということ。
○この世の中は自分一人ではありません。
人を頼ったり人から頼られたりします。
人から何らかの影響を受けたり与えたりしています。
だからこそ、私たちは人や社会に対しても、それなりに責任があります。
教員としての責任、生徒の皆さんは生徒としての責任もあるのではないでしょうか。
○さて、本校が昨年度から 教育目標にしているものに
①挨拶を積極的に行う
②コミュニケーション能力を高める
があります。
帰りのホームルームや授業で、自分の意見を言う経験を積んでいると思います。
コミュニケーション能力とは、便利な言葉で各自が自由に使っていますが、
これがコミュニケーション能力だというものは見えてきません。
本校では、
①人前で自分の意見を言える
②人の話を正確に聞くことができる
③場の空気をよみ自分の言動を考えられる
ととらえています。
○日本経済団体連合会 労働政策本部の方から
高校生に求められる能力は何かと聞いたところ、
やなりコミュニケーション能力だとのことでした。
さらに、主体的(積極性)、チャレンジ精神を持った人とのこと。
自分の考えや行動を ①言語化する ②理由と意欲 ③受け答えできるか
だそうです。
それには、まず「自分の考え」がなければダメだということです。
○スティーブジョブズ氏や大隈重信氏も、最初はスピーチが苦手でした。
だから、練習を何度もしたそうです。
何事も何度も・・・
そして、人の心を動かすスピーチができるようになってきたのです。
練習や経験は大切だということですね。
※大隈重信
政治家・教育者。第8代・17代内閣総理大臣
早稲田大学(1902年改称)の前身、東京専門学校を1882年に創立した
○あいさつはコミュニケーションの入口
良い印象を与えるように 元気に 品よく
コミュニケーション能力は必要能力
黙っている時代は終わった 自己アピール スマートに
言うべき時に言うのではなく、機を制して言う
生徒の皆さん、
勉強とともにコミュニケーション能力を高める訓練と経験を積んでください。
○デール・カーネギー氏曰く
次の6つの心得を守れば、礼儀正しさの習慣を身に付けることができる
1 相手の話には 熱心に耳を傾ける
2 相手の話には 口を挟まない
3 初対面の人の名前はすぐに覚えて、できるだけ使う
4 もし相手の言い分が間違っていても、
そっけなくやり込めるのは良くない
5 自分の方が偉いといった態度を見せない
6 自分の考えが間違っていれば、素直にあやまる
最後になりましたが、
有意義な冬休みを過ごし1月9日には元気に登校してください。