夏休みはいかがでしたか。
充実した夏休みを過ごすことができましたか。
ところで、
サザエさん症候群って知っていますか?
サザエさんは日曜日の夕方に放送されています。
これを見ると休日の終わり、
明日からまた仕事だと思うと、憂鬱になってしまいます。
場合によっては、体調を崩してしまう人がいます。
これが「サザエさん症候群」です。
気持ちの持ちようですので、
楽しい2学期だと思って、前向きに取り組んでください。
さて、
リオオリンピックも終了しました。
これから、パラリンピックも開かれますが、
オリンピックは多くの感動と勇気をもらいました。
そして、4年後
東京オリンピックです。
ここ一宮でも 「サーフィン」 が開かれようとしています。
※2020年東京オリンピックの競技日程
2020年(H32)7月24日(金)午後8時からの開会式
(22日(水)午後5時よりサッカーの試合)
競技は開会式翌日の25日(土)もしくは26日(日)の開始
8月9日(日)午後9時から閉会式
パラリンピックは8月25日(火)~9月6日(日)まで。
4年後の自分を想像してください。
そして、これからの4年間をどうしたいのか。
自分で目標を持って努力してほしいと思います。
目標を設定するためには、目的をしっかりと考えなければなりません。
「目的」とは
目指す事柄を言い、その意義や意味をいいます。
「目標」は
その事柄を実現する行為・方法・要素である「手段」といえます。
何かを成し遂げようとする時、目的と手段(目標)はセットになっています。
「~のために(目的)」+「~する/~がある(手段)」。
目標は他者「先生や親」から与えられることもあります。
しかし、目的は決して他者から与えられません。
意義や意味は、自分で見出すものだからです。
将来就くべき仕事も、今行っている勉強も、他者の命令です。
すなわち「目標」に働かされるのか、自分の見出した意義・意味、
すなわち「目的」のためにするのか、―――この差は大きいです。
○ 目的と目標について、3つの違い!
1 目的は1つ、目標は複数
「目的」達成のために、いくつかの「目標」を立てる。1つとは限りません。
「目標」は「目的」のためにあるといえます。
「目的」がぶれてはなりません。
ひとつの目標をクリアした時点で、また新たな目標を設定し。目的に向かいます。
また、クリアできなかった場合は、原因を考え、新たな目標を設定し、目標に向かいます。
だから、
「目標」は諦めても、「目的」は諦めてはなりません。
2 目的は遠くに、目標は目の前にある
「目標」は「目的」に至るための過程・道筋なので、目標をクリアしなければ目的には近づく事はできません。
目的は行き先であり、目標はその過程です。
目的に向かって、クリアすべき目標を立てる事が大切です。
達成可能な目標を立て、目的を見失わずにいることです。
3 目的は抽象的でもよいが、目標は具体的に
目的は「幸せになる」といった概念的なもので、目標はそれを達成させるために具体的な手段や方法がよい。
○有名なイソップ寓話「3人のレンガ積み」で考えてみましょう。
中世のとある町の建築現場で3人の男がレンガを積んでいた。
そこを通りかかった人が、男たちに「何をしているのか?」とたずねました。
1人目の男は「レンガを積んでいる」と答えた。
2人目の男は「食うために働いているのさ」と言った。
3人目の男は明るく顔を上げてこう答えた。
「後世に残る町の大聖堂を造っているんだ!」と。
このとき、3人の男たちにとって目標は共通です。
レンガを積むという明確な目標ですが、目的「~のために」は3人ともばらばらです。
1人目の男は、目的を持っていません。
2人目の男は、金を稼ぐのが目的です。
3人目の男は、歴史の一部に自分が関わり、世の役に立つことが目的となっています。
目的を見失わず、
目標に向かって努力することで、
はじめて成果を得られることになりますので、
「目的」と「目標」の違いをしっかり認識して、日々の行動につなげていきましょう。
この4年間、
何のために就職するのか、
何のために進学するのかという「目的」をよく考えて、
そのための「目標」をいくつか設け、達成する努力をして行きましょう。