2018年1月9日火曜日

3学期始業式 H30.1.9

皆さま、新年あけましておめでとうございます。
すこやかな新春を迎えたことと思います。
今年が、皆さんにとって素晴らしい年になることを心よりお祈りします。
ところで今年の目標は立てましたか、それに向かってどんな計画や準備をしていきますか。

今、世界はグローバル化しているといわれ、人・モノ・金が国境なく行き来しています。モノには、知識・技術・思想・文化など様々なものが含まれています。
今までの自分の知らなかったものが目の前に現れたりびっくりすることでしょう。
それは、いままで知らない世界に初めて触れたことであり、
これから気を付けて少しずつ世界を知って行けば良いことです。

ところで、福島県出身の梅沢富美男さんは
ある番組で盛り上げるためにこんなことを言っていました。
「福島県民は、猪苗代湖を海だと思っている」
それはありえない話ですが、ひょっとすると昔々にはあったことかもしれません。
海を知らない者は、大きい湖を見て海と思ってしまう(?)

「井の中の蛙大海を知らず」ですね。

しかし、経験できるチャンスや時間は限られています。
だからこそ、学ぶことが大切となります。
経験を補ってくれるものが学びだからです。

今日は、吉野源三郎著「君たちはどう生きるか」の本を紹介したいと思います。
今から80年前に出版された本ですが、池上彰さん・宮崎駿さんもすすめています。

ストーリーは・・・
愛称 コペル君(本田潤一)が、友達とのかかわりや、叔父さんとの対話を通じて、人として(精神的に)成長していく物語です。

百貨店の屋上から見える人の多さ。それが誰などわからないが、確実にそれぞれの人生を送っています。自分もその一人で小さな人間だと気づき、自分も誰かからそんな風にみられていることの不思議さを思う。そこから話は始まります。
そして、クラス内でのいじめ、上級生からのいじめなど。
叔父さんからのニュートンの発見の意義やナポレオンの偉大さに触れ、ものの見方・考え方の大切さに目覚めます。
しかし、一番いいのは叔父さんがコペル君にあてた「叔父さんノート」だと思います。

ぜひ、読んでもらいたい本です。
そして、自分の生き方やものの考え方を持ってもらいたい。
人生の価値観が変わるかもしれません。

○3年生へ
就職希望者66人全員が就職内定しました。
進学者も、ほとんどが合格し、進路が決定しました。
就職内定・大学専門学校合格は、一つの目標であっても最終目的ではありません。
次の目標を立てて、3月までそれに向かって努力してください。

〇2年生へ
いよいよ進路決定の年です。
インターンシップの経験を活かし、自分が何を目的に人生を送るのかを考え進路先を決定してほしいと願っています。今からその準備をしてください。

〇1年生へ
今年修学旅行です。沖縄を訪ねるわけですが、今から平和とは何か、沖縄の置かれてきた境遇、沖縄での基地問題など、自分なりに勉強して考えてみましょう。
同時に、将来の進路についての準備を進めてください。